【共同研究・連携事例】株式会社リバネスと杏林大学大学院 吉田拓登さんとの共同プロジェクト開始!

【共同研究・連携事例】株式会社リバネスと杏林大学大学院 吉田拓登さんとの共同プロジェクト開始!

この度、2025年12月に実施したアド・ベンチャーフォーラムにて申請があったアド・ベンチャー奨学金の中から、採択テーマを決定しました。

アド・ベンチャー奨学金の情報はこちら

テーマ名:透析廃液を活用した非常用補助電源の開発 ― 生体情報モニターを20W・3時間駆動するための容量拡張の検討

企業:株式会社リバネスキャピタル

研究者:杏林大学大学院 修士課程 吉田拓登さん(申請時所属:郡馬パース大学)

以下は、学生からの奨学金申請内容です。

連携内容

透析治療の過程で発生する透析廃液には、Na⁺、K⁺、Ca²⁺、Cl⁻、酢酸、ブドウ糖などの電解質や有機成分が含まれており、適切な処理が必要とされています。一方で、災害時や停電時には透析装置や生体情報モニターなどの医療機器の稼働継続が課題となる場合があります。

本研究では、この透析廃液に含まれる成分に着目し、小規模な発電システムとして活用する可能性を検討します。まずは、生体情報モニター等の低消費電力機器を対象とした非常用補助電源としての応用可能性を検証します。

申請理由

臨床工学を学ぶ中で、医療機器が安定して稼働し続けることの重要性を強く認識してきました。特に、災害時など通常とは異なる環境下においても医療を継続するための仕組みづくりには大きな課題が残されています。

一方で、透析廃液はこれまで主に処理対象として扱われてきましたが、その成分特性を活かすことで新たな活用可能性があると考えています。本研究では、この廃液をエネルギー源として再利用することで、医療現場の負担軽減とレジリエンス向上の両立に寄与することを目指します。

将来のビジョン

発電システムの出力および安定性の向上に取り組み、初期段階として、生体情報モニター相当の負荷を一定時間駆動可能なレベルでの実証を目指します。

また、得られた成果は学会等で発信し、透析装置や関連機器への応用可能性について検討を進めることで、医療現場における新たなエネルギー利用の選択肢の一つとして発展させていきます。

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