【共同研究・連携事例】u g oと総合研究大学院大学 尹さんの共同プロジェクト開始
人間と共に働くロボットを社会実装するための適応的信頼補正
アド・ベンチャーフォーラムにて、出展企業との共同研究テーマを参加者から募集する「アド・ベンチャー奨学金」を実施し選考を経て、奨学金に採択されたテーマに基づく共同研究が開始されました。
採択テーマ
テーマ名:人間と共に働くロボットを社会実装するための適応的信頼補正
企業:u g o株式会社
研究者:総合研究大学院大学 尹寧得さん
以下は、学生からの奨学金申請内容です
連携内容
人と共に働くロボットを社会実装する際の課題として「適応ギャップ」がある。これは事前に人が期待していたロボットの機能と、実際にロボットに触れたあとに感じる機能との差分であり、期待>実際だった場合に「期待外れ(学術的には『信頼が下がる』と表現)」となり利用が進まなくなる。この課題を解決するための考え方である「trust calibration(信頼補正)」を、ugoの導入シーンを対象として実証する。
申請理由
ロボット研究者や開発者はあたりまえの事であるが、実際にロボットを利用するときに間違えることがあるが、多くの一般人からすると期待がたかまり、十分な理解や知識がないまま、過信や不信を自然的に抱いてしまう傾向がある。例えば、ソフトバンクのロボットペッパーでも期待値(過信)が高いため、人間側がどう接せるか不明など社会実装において多くの問題が含まれている。そこでロボットの行動による人間の期待値を調整したい。
将来のビジョン
活動終了までは明確な人間とロボット(ugo)が導入されてる現場でのtrust calibration手法の仮説を立てる。
今後の計画
12月:u g o株式会社でインターンシップ開始とロボットが導入している現場に行く。trust calibration と適用ギャップについて応用事例の文献を探して読む。
1月-2月:仮説を考え、どのような場面で人間とロボットの間の期待値を調整するか?
3月:1月-2月の続きと実験予定
【参加パートナー企業募集】
アド・ベンチャーフォーラムでは出展企業を募集しています。ご興味・ご関心がございましたら、お気軽にご相談ください。お問い合わせ